白物家電の出荷額は4ヶ月連続プラス

日本電機工業会(JEMA)は2025年1月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
1月度の国内出荷金額は1,734億円、前年同月比104.3%と4ヶ月連続のプラスとなった。

民生用電気機器国内出荷 金額推移 2025年1月

エアコン、洗濯機の出荷額は好調

製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは462億円(同110.0%)と4ヶ月連続のプラスに。冷蔵庫は263億円(同95.6%)と3ヶ月連続のマイナス、洗濯機は291億円(同109.8%)と3ヶ月連続のプラスとなった。
JEMAによるとエアコンや洗濯機等の主要品目が前年比プラスとなったことがけん引し、民生用電気機器全体では前年同月を上回った。また、インフルエンザの流行により、空気清浄機能付きエアコンや空気清浄機の人気の高まりが見られるとしている。

【2025年1月度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
55.0万台(前年同月比108.5%)で4ヶ月連続のプラスとなった。
1月の単月としては過去3番目の出荷台数となった。
●冷蔵庫
21.0万台(同96.9%)で3ヶ月連続のマイナスとなった。
「401L以上」の大型クラスは9.6万台(同97.3%)となり、3ヵ月連続のマイナスとなった。
●洗濯機
30.3万台(同105.6%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
「ドラム式洗濯乾燥機」は7.2万台(同111.5%)となり、3ヵ月連続のプラスになった。
●掃除機
34.8万台(同90.4%)で6ヶ月連続のマイナスとなった。
「スティック形(たて形)」は23.2万台(同91.3%)となり、6ヵ月連続のマイナスとなった。
●電子レンジ
27.2万台(同103.0%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
「単機能レンジ」は10.5万台(同114.4%)となり、3ヵ月ぶりのプラスになった。
●ジャー炊飯器
35.9万台(同96.5%)で2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
「IH式」は26.5万台(同97.8%」となり、2ヵ月ぶりのマイナスとなった。IH式の構成比は7割台を維持している。
●IHクッキングヒーター
5.0万台(同111.8%)で7ヶ月連続のプラスになった。
「2口以上ビルトイン型」は4.7万台(同112.5%)となり、7ヵ月連続のプラスとなった。IHクッキングヒーターの9割以上を2口以上ビルトイン型が占めている。
●その他
上記以外で1月度の出荷台数で前年同月比よりプラスになったのは、「空気清浄機」(114.4%)、「食器洗い乾燥機」(101.4%)、(電気カーペット)(104.4%)、「加湿器」(114.3%)などだった。

出典元:日本電機工業会