【商業動態統計】7月は前年比1.6%増にとどまる
季節家電は好調だが、全般的に伸びは鈍化
経済産業省の「商業動態統計」の2024年7月分確報が公表された。
2024年7月の家電大型専門店販売額は4,540億円で、前年同月比1.6%の増加と5ヶ月連続のプラスになった。
商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比4.2%の増加、オーディオ家電が同2.7%の増加となったため、AV家電全体では同3.8%の増加となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同0.9%の減少となり、情報家電周辺機器が同3.0%の減少となったため、情報家電全体では同1.9%の減少となった。
「通信家電」は同5.5%の増加と5ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同20.3%の増加と8ヶ月連続のプラスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同4.7%の増加となったものの、調理家電が同5.4%の減少、家事家電が同5.5%の減少。理美容家電が同9.9%の増加となったが、生活家電全体では同0.1%の減少になった。
「その他」は、住宅設備家電が同11.2%の増加、その他が同5.0%の増加であり、その他全体は同6.2%の増加となった。調査店舗数は2,670店(前年同月より3店減少)。
前年7月はエアコン等の季節家電が大きく伸長したのに対比したものであり、季節家電は堅調だったものの、前月の勢いはなく、昨年比では微増となった。
7月分の「商品構成比」は以下のとおり ( )は前月
AV家電 | 11.1%(11.0%) |
情報家電 | 15.6%(17.2%) |
通信家電 | 6.5%(7.1%) |
カメラ類 | 3.0%(2.9%) |
生活家電 | 52.5%(50.0%) |
その他 | 11.2%(11.7%) |
【参考情報(速報版より)】
ドラッグストア | 7月の販売額7,790億円(前年同月比4.5%増加) |
ホームセンター | 7月の販売額2,977億円(前年同月比1.5%減少) |
コンビニエンスストア | 7月の販売額1兆1,482億円(前年同月比0.7%増加) |
百貨店 | 7月の販売額5,489億円(前年同月比5.1%増加) |
スーパー | 7月の販売額1兆3,500億円(前年同月比0.1%減少) |
出典元:経済産業省「商業動態統計」