テレビの出荷台数は3ヶ月ぶりマイナス

50型以上の大画面テレビは堅調

電子情報技術産業会(JEITA) は2024年6月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
6月度の民生用電子機器の国内出荷金額は938億円で、前年同月比96.7%と2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
部門別では映像機器が503億円で、同101.2%となり、3ヶ月ぶりにプラスになった。オーディオ関連機器は55億円(同97.3%)に、カーAVC機器は380億円(同91.3%)となった。

民生用電子機器 国内出荷金額の推移 2024年6月

製品別の動向では、薄型テレビが36.9万台(前年同月比93.3%)で、3ヶ月ぶりのマイナスになった。
4K(対応)テレビは19.2万台(同77.0%)で薄型テレビに占める割合は51.9%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は275億円で、薄型テレビの出荷金額404億円に占める割合は68.2%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が8.5%、30~39型が17.3%、40~49型が24.8%、50型以上が49.4%となった。
有機ELテレビの出荷台数は5.3万台(同101.5%)、出荷金額は127億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は20.9万台(同79.4%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の56.7%に、出荷金額では薄型テレビの70.1%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,463.9万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.8万台(同68.2%)で、発売開始からの累計出荷台数は196.1万台となった。

テレビの出荷台数は久しぶりにプラス

その他の主な製品の6月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは8.7万台(前年同月比83.9%)
●デジタルビデオカメラは0.6万台(同77.7%)
●システムオーディオは5.9万台(同83.9%)
●スピーカーシステムは5.4万台(同119.5%)
●ラジオ受信機は4.8万台(同86.6%)
●ステレオヘッドホンは33.7万台(同101.6%)

出典元:電子情報技術産業会