テレビの出荷台数は2ヶ月連続増加
大画面クラスは堅調さをキープ
電子情報技術産業会(JEITA) は2024年5月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
5月度の民生用電子機器の国内出荷金額は798億円で、前年同月比102.8%と15ヶ月ぶりのプラスとなった。
部門別では映像機器が385億円で、同98.7%となり、ここ2ヶ月前年並みだったが多少マイナス幅が大きくなった。オーディオ関連機器は54億円(同114.2%)と2ヶ月連続のプラスに、カーAVC機器は360億円(同106.1%)となった。
製品別の動向では、薄型テレビが33.2万台(前年同月比106.7%)で、2ヶ月連続のプラスになった。
4K(対応)テレビは17.9万台(同107.2%)で薄型テレビに占める割合は54.1%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は241億円で、薄型テレビの出荷金額298億円に占める割合は80.8%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が10.0%、30~39型が19.4%、40~49型が27.1%、50型以上が43.5%となった。
有機ELテレビの出荷台数は3.2万台(同83.5%)、出荷金額は70億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は19.4万台(同109.5%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の58.4%に、出荷金額では82.6%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,443.0万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.4万台で、発売開始からの累計出荷台数は194.3万台となった。
その他の主な製品の5月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは7.3万台(前年同月比78.7%)
●デジタルビデオカメラは0.8万台(同96.6%)
●システムオーディオは5.6万台(同86.1%)
●スピーカーシステムは4.7万台(同93.1%)
●ラジオ受信機は5.0万台(同85.8%)
●ステレオヘッドホンは28.3万台(同81.5%)
出典元:電子情報技術産業会