2022年夏季繁忙期の家電修理動向
J-HARBは複数メーカーの出張修理の修理アウトソーシングを実施しているが、2022年の修理動向をまとめるとエアコンは当初予測の前年比150%に対し、実修理件数では120%程度となった。これは、エアコンの出荷傾向にも比例しているが、6月下旬に一気に気温が上昇し、修理依頼が急増したものの、7月の天候不順や8月は地域によって気温の低下・長雨が続いた影響が大きい。
テレビに関してはメーカー・機種によってバラツキが大きく、部品供給の遅れもあって完了日数の長期化が散見された。故障状況としては一見すると液晶パネルの損傷か、パネル自体の表示不良によるものの判断がつきにくく、大画面化が進んでいるためセット交換対応で苦慮するケースが増えている。
洗濯機は対応メーカーの増加により実修理件数が前年より大きく増えているが、10~12kgクラスの機種も多くなっており、修理技術者1名での対応が厳しくなってきている。