【商業動態統計】2月は前年比5.6%の増加
通信家電と生活家電が全体をけん引
経済産業省の「商業動態統計」の2025年2月分が公表された。
2025年2月の家電大型専門店販売額は3,616億円で、前年同月比5.6%の増加と4ヶ月連続のプラスになった。

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比6.1%の減少、オーディオ家電が同4.1%の減少となったため、AV家電全体では同5.6%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同4.0%の増加となり、情報家電周辺機器が同4.7%の増加となったため、情報家電全体では同4.3%の増加となった。
「通信家電」は同32.2%の大幅増加で12ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同1.6%の増加と4ヶ月連続のプラスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同15.9%の増加、調理家電が同0.4%の増加、家事家電が同0.9%の増加となり、理美容家電は同2.9%の増加。生活家電全体では同4.0%の増加になった。
「その他」は、住宅設備家電が同8.6%の増加、その他が同5.4%の増加であり、その他全体は同6.0%の増加となった。調査店は2,654店(前年同月比8店舗減少)。
2月は依然AV家電がマイナスだった一方、そのほかの商品は堅調さが続き、とりわけ「通信家電」が好調で、「生活家電」の需要も季節家電が気温の低下の影響で2ケタプラスになったほか、調理家電や家事家電、理美容家電も伸長したことが全体を押し上げている。

2月分の「商品構成比」は以下のとおり ( )は前月
AV家電 | 10.8%(12.6%) |
情報家電 | 22.3%(21.0%) |
通信家電 | 11.3%(9.7%) |
カメラ類 | 2.9%(2.8%) |
生活家電 | 40.2%(41.5%) |
その他 | 12.6%(12.5%) |
【参考情報(速報版より)】
ドラッグストア | 2月の販売額7,051億円(前年同月比3.5%増加) |
ホームセンター | 2月の販売額2,286億円(前年同月比0.3%増加) |
コンビニエンスストア | 2月の販売額9,802億円(前年同月比0.3%増加) |
百貨店 | 2月の販売額4,647億円(前年同月比2.0%減少) |
スーパー | 2月の販売額1兆2,656億円(前年同月比3.3%増加) |
出典元:経済産業省「商業動態統計」