2月もテレビ出荷台数は伸び悩み
映像機器の出荷額は前年11.5%減少
電子情報技術産業会(JEITA) は2025年2月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
2月度の民生用電子機器の国内出荷金額は765億円で、前年同月比97.9%と4ヶ月連続のマイナスとなった。
部門別では映像機器が321億円で、同88.5%となり、オーディオ関連機器は39億円(同84.1%)に、カーAVC機器は406億円(同108.7%)となった。

製品別の動向では、薄型テレビが32.9万台(前年同月比94.5%)で、2ヶ月連続のマイナスになった。
4K(対応)テレビは14.5万台(同86.8%)で薄型テレビに占める割合は44.0%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は188億円で、薄型テレビの出荷金額254億円に占める割合は73.9%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が11.7%、30~39型が24.0%、40~49型が29.2%、50~59型が24.7%、60型以上が10.4%となった。
有機ELテレビの出荷台数は1.5万台(同42.5%)、出荷金額は35億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は16.5万台(同90.0%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の50.1%に、出荷金額では薄型テレビの78.9%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,639.5万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.4万台(同97.3%)で、発売開始からの累計出荷台数は213.8万台となった。

その他の主な製品の2月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは6.9万台(前年同月比86.9%)
●システムオーディオは4.3万台(同72.3%)
●スピーカーシステムは2.7万台(同82.6%)
●ラジオ受信機は4.8万台(同85.5%)
●ステレオヘッドホンは23.8万台(同90.5%)
出典元:電子情報技術産業会