【商業動態統計】1月は前年比5.0%増で年始は好調

AV家電以外は前年比プラスに

経済産業省の「商業動態統計」の2024年1月分が公表された。
2025年1月の家電大型専門店販売額は4,138億円で、前年同月比5.0%の増加と3ヶ月連続のプラスになった。

商業動態統計 2025年1月

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比3.6%の減少、オーディオ家電が同0.7%の増加となったため、AV家電全体では同2.4%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同1.5%の減少となり、情報家電周辺機器が同3.2%の増加となったため、情報家電全体では同0.5%の増加となった。
「通信家電」は同23.4%の大幅増加で11ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同13.3%の増加と3ヶ月連続のプラスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同15.8%の増加、調理家電が同0.8%の増加、家事家電が同1.7%の増加となり、理美容家電は同3.6%の増加。生活家電全体では同4.5%の増加になった。
「その他」は、住宅設備家電が同9.5%の増加、その他が同5.4%の増加であり、その他全体は同8.0%の増加となった。調査店は2,660店(前年同月比6店舗増加)。
1月はAV家電がマイナスだった一方、季節家電が気温の低下で需要が伸び、その他の調理家電や家事家電、理美容家電も伸長したことで「生活家電」が安定した伸長を見せたことが下支えとなった。

1月分の「商品構成比」は以下のとおり ( )は前月

AV家電12,6%(12.5%)
情報家電21.0%(21.4%)
通信家電 9.7%(10.1%)
カメラ類 12,6%(12.5%) 2,8%(2.8%)
生活家電 41.5%(40.0%)
その他  12.5%(13.2%)

【参考情報(速報版より)】 

ドラッグストア  1月の販売額7,390億円(前年同月比6.2%増加)
ホームセンター1月の販売額2,460億円(前年同月比0.6%増加)
コンビニエンスストア1月の販売額1兆496億円(前年同月比4.1%増加)
百貨店1月の販売額5,296億円(前年同月比4.4%増加)
スーパー       1月の販売額1兆3,753億円(前年同月比4.1%増加)

出典元:経済産業省「商業動態統計」