【商業動態統計】12月は前年比4.8%の増加
生活家電が支え、各品目とも前年比プラスに
経済産業省の「商業動態統計」の2024年12月分が公表された。
2024年12月の家電大型専門店販売額は4,905億円で、前年同月比4.8%の増加と2ヶ月連続のプラスになった。

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比5.1%の減少、オーディオ家電が同3.4%の増加となったため、AV家電全体では同3.0%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同0.4%の減少となり、情報家電周辺機器が同3.0%の減少となったため、情報家電全体では同1.7%の減少となった。
「通信家電」は同7.3%の増加と10ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同14.1%の増加と2ヶ月連続のプラスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同22.7%の増加、調理家電が同3.5%の増加、家事家電が同1.7%の増加となり、理美容家電は同9.9%の増加。生活家電全体では同8.7%の増加になった。
「その他」は、住宅設備家電が同9.5%の増加、その他が同8.8%の増加であり、その他全体は同8.9%の増加となった。調査店舗数は2,670店(前年同月比6店舗増加)。
12月はAV家電や情報家電がマイナスだった一方、季節家電が気温の低下で需要が伸び、その他の調理家電や家事家電、理美容家電も伸長したことで「生活家電」が大きくプラスしたことが寄与した。
2024年(暦年)の家電大型専門店販売額は4兆7,288億円で、前年比2.1%の増加となった。

12月分の「商品構成比」は以下のとおり ( )は前月
AV家電 | 12.5%(12.1%) |
情報家電 | 12.5%(12.1%) |
通信家電 | 10.1%(10.1%) |
カメラ類 | 2.8%(3.0%) |
生活家電 | 40.0%(41.2%) |
その他 | 13.2%(13.0%) |
【参考情報(速報版より)】
ドラッグストア | 12月の販売額8,459億円(前年同月比9.3%増加) |
ホームセンター | 12月の販売額3,430億円(前年同月比3.2%増加) |
コンビニエンスストア | 12月の販売額1兆1,372億円(前年同月比0.9%減少) |
百貨店 | 12月の販売額7,230億円(前年同月比2.2%増加) |
スーパー | 12月の販売額1兆6,246億円(前年同月比3.0%増加) |
出典元:経済産業省「商業動態統計」