【商業動態統計】11月は前年比3.3%の増加

季節家電が伸び生活家電全般が復調気味に

経済産業省の「商業動態統計」の2024年11月分が公表された。
2024年11月の家電大型専門店販売額は3,831億円で、前年同月比3.3%の増加と2ヶ月ぶりにプラスになった。

商業動態統計 2024年11月

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比4.5%の減少、オーディオ家電が同0.0%の横ばいとなったため、AV家電全体では同3.4%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同1.2%の増加となり、情報家電周辺機器が同0.9%の減少となったため、情報家電全体では同0.2%の増加となった。
「通信家電」は同8.0%の増加と9ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同8.5%の増加と3ヶ月ぶりのプラスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同4.9%の増加、調理家電が同3.0%の増加、家事家電が同0.8%の増加となり、理美容家電は同12.7%の増加。生活家電全体では同3.8%の増加になった。
「その他」は、住宅設備家電が同13.5%の増加、その他が同8.2%の増加であり、その他全体は同9.3%の増加となった。調査店舗数は2,671店(前年比4店舗減少)。
11月はAV家電を除いてプラスに戻り、特に前月マイナスとなった「生活家電」も気温の低下で季節家電が伸長し、調理家電も堅調だった。

気温の低下でエアコン販売が好調

11月分の「商品構成比」は以下のとおり ( )は前月

AV家電 12.1%(12.1%)
情報家電20.8%(20.2%)
通信家電10.1%(11.9%)
カメラ類3.0%(3.5%)
生活家電41.2%(38.2%)
その他13.0%(14.1%)

【参考情報(速報版より)】

ドラッグストア11月の販売額7,375億円(前年同月比6.3%増加)
ホームセンター11月の販売額2,835億円(前年同月比2.9%増加)
コンビニエンスストア11月の販売額1兆534億円(前年同月比1.9%増加)
百貨店11月の販売額5,657億円(前年同月比2.7%増加)
スーパー 11月の販売額1兆3,319億円(前年同月比3.6%増加)

出典元:経済産業省「商業動態統計」