白物家電出荷額は2ヶ月連続プラス

日本電機工業会(JEMA)は2024年11月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
11月度の国内出荷金額は2,052億円、前年同月比101.4%と2ヶ月連続のプラスとなった。

民生用電気機器国内出荷 金額動向 2024年11月

エアコンと洗濯機の出荷額が堅調

製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは523億円(同107.0%)と2ヶ月ぶ連続のプラスに。冷蔵庫は299億円(同92.6%)と2ヶ月ぶりのマイナス、洗濯機は340億円(同105.4%)と4ヶぶりのプラスとなった。
JEMAでは省エネ製品や高付加価値製品へのシフトが進んでいることに加え、エアコンや洗濯機等の主要品目が前年比プラスになったことがけん引し、民生用電気機器全体で前年同月を上回ったとしている。

【2024年11月度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
52.4万台(前年同月比108.1%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
11月単月としては過去3番目の出荷台数となった。
●冷蔵庫
23.4万台(同96.1%)で2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
「401L以上」の大型クラスは11.9万台(同91.2%)で、2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●洗濯機
32.4万台(同97.8%)で17ヶ月連続のマイナスとなった。
「ドラム式洗濯乾燥機」は8.2万台(同108.1%)となり、4カ月ぶりのプラスになった。洗濯乾燥機のうち約7割が11kg以上の大型タイプとなっている。
●掃除機
49.0万台(同92.4%)で4ヶ月連続のマイナスとなった。
「スティック(たて形)タイプ」は34.5万台(同96.4%)となり4カ月連続のマイナスとなった。
●電子レンジ
26.2万台(同99.8%)で2ヶ月連続のマイナスとなった。
「オーブンレンジ」は16.9万台(同100.4%)となり2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●ジャー炊飯器
36.8万台(同96.5%)で3ヶ月連続のマイナスとなった。
「IH式」は28.2万台(同96.6%)となり、2ヶ月連続のマイナスとなった。IH式の構成比は7割台を維持している。
●IHクッキングヒーター
5.6万台(同107.5%)で5ヶ月連続のプラスになった。
「2口以上ビルトイン型」は5.4万台(107.8%)となり、5カ月連続のプラスとなった。
●その他
上記以外で11月度の出荷台数で前年同月比よりプラスになったのは、「電気アイロン」(130.9%)、「電気カーペット」(132.5%)、「加湿器」(120.0%)などだった。

出典元:日本電機工業会