白物家電出荷額は3ヶ月ぶりにプラス

日本電機工業会(JEMA)は2024年10月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
10月度の国内出荷金額は1,742億円、前年同月比103.7%と3ヶ月ぶりのプラスとなった。

民生用電気機器国内出荷 金額動向 2024年10月  

エアコンが堅調、冷蔵庫も復調気味に

製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは399億円(同114.6%)と3ヶ月ぶりのプラスに。冷蔵庫は292億円(同109.5%)と8ヶ月ぶりのプラス、洗濯機は275億円(同98.0%)と3ヶ月連続のマイナスとなった。
JEMAではエアコンや冷蔵庫の主要品目が前年比プラスになったことがけん引し、民生用電気機器全体で前年同月を上回ったとしている。

白物家電 冷蔵庫

【2024年10月度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
43.9万台(前年同月比113.0%)で3ヶ月ぶりのプラスとなった。
10月単月としては過去最高の出荷台数となった。
●冷蔵庫
23.9万台(同107.4%)で8ヶ月ぶりのプラスとなった。
「401L以上」の大型クラスは10.7万台(同110.5%)で、6ヶ月ぶりのプラスとなった。
●洗濯機
29.7万台(同96.3%)で16ヶ月連続のマイナスとなった。
「ドラム式洗濯乾燥機」は5.9万台(同96.8%)となり、3カ月連続のマイナスとなった。
●掃除機
39.1万台(同88.5%)で3ヶ月連続のマイナスとなった。
「スティック(たて形)タイプ」は26.3万台(同88.2%)となり3カ月連続のマイナスとなった。
●電子レンジ
22.6万台(同98.5%)で4ヶ月ぶりのマイナスとなった。
「単機能レンジ」は9.4万台(同106.8%)となり5ヶ月連続のプラスとなった。
●ジャー炊飯器
33.2万台(同84.4%)で2ヶ月連続のマイナスとなった。
「IH式」は23.8万台(同80.0%)となり、3か月ぶりのマイナスとなった。
●IHクッキングヒーター
5.7万台(同117.7%)で4ヶ月連続のプラスになった。
「2口以上ビルトイン型」は5.4万台(118.3%)となり、4カ月連続のプラスとなった。
●その他
10月度の出荷台数で前年同月比よりプラスになったのは、「換気扇」(105.4%)、「食器洗い乾燥機」(102.4%)、「電気アイロン」(109.7%)、「ヘアドライヤー」(101.0)などだった。

出典元:日本電機工業会