テレビ出荷好調で映像機器販売額は2ケタプラス
大画面テレビの出荷が依然好調
電子情報技術産業会(JEITA) は2024年10月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
10月度の民生用電子機器の国内出荷金額は902億円で、前年同月比103.6%と2ヶ月ぶりのプラスとなった。
部門別では映像機器が426億円で、同114.1%となり、前月は横ばいだったが2ケタプラスに戻した。オーディオ関連機器は49億円(同87.8%)に、AVC機器は427億円(同96.7%)となった。
製品別の動向では、薄型テレビが38.3万台(前年同月比114.8%)で、4ヶ月連続のプラスとなった。
4K(対応)テレビは20.4万台(同110.8%)で薄型テレビに占める割合は53.1%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は272億円で、薄型テレビの出荷金額342億円が占める割合は79.6%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が9.8%、30~39型が18.2%、40~49型が28.4%、50型以上が43.7%となった。
有機ELテレビの出荷台数は2.6万台(同63.6%)、出荷金額は61億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は23.2万台(同116.3%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の60.5%に、出荷金額では薄型テレビの84.1%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,548.6万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.7万台(同119.0%)で、発売開始からの累計出荷台数は202.8万台となった。
その他の主な製品の10月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは8.0万台(前年同月比89.6%)
●デジタルビデオカメラは0.9万台(同66.3%)
●システムオーディオは4.8万台(同69.4%)
●スピーカーシステムは3.8万台(同97.2%)
●ラジオ受信機は5.7万台(同98.9%)
●ステレオヘッドホンは32.6万台(同105.7%)
出典元:電子情報技術産業会