テレビ出荷台数は3ヶ月連続のプラス

映像機器の出荷額は前年横ばい

電子情報技術産業会(JEITA) は2024年9月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
9月度の民生用電子機器の国内出荷金額は831億円で、前年同月比92.3%と3ヶ月ぶりのマイナスとなった。
部門別では映像機器が391億円で、同100.0%となり前年横ばいに。オーディオ関連機器は49億円(同65.0%)に、カーAVC機器は392億円(同90.1%)となった。

民生用電子機器 国内出荷金額の推移 2024年9月

製品別の動向では、薄型テレビが34.4万台(前年同月比105.2%)で、3ヶ月連続のプラスとなった。
4K(対応)テレビは17.6万台(同95.3%)で薄型テレビに占める割合は51.2%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は314億円で、薄型テレビの出荷金額246億円が占める割合は78.2%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が10.6%、30~39型が19.7%、40~49型が28.2%、50型以上が41.4%となった。
有機ELテレビの出荷台数は2.9万台(同73.0%)、出荷金額は66億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は20.1万台(同105.7%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の58.5%に、出荷金額では薄型テレビの82.4%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,525.4万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.6万台(同100.9%)で、発売開始からの累計出荷台数は201.1万台となった。

大画面クラスの構成比は高いが伸び悩む

その他の主な製品の9月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは7.3万台(前年同月比80.9%)
●デジタルビデオカメラは1.0万台(同82.3%)
●システムオーディオは4.8万台(同70.6%)
●スピーカーシステムは3.8万台(同88.2%)
●ラジオ受信機は5.6万台(同95.4%)
●ステレオヘッドホンは34.3万台(同85.3%)

出典元:電子情報技術産業会