【商業動態統計】8月は前年比3.6%の増加

「通信家電」が2ケタ伸長と好調

経済産業省の「商業動態統計」の2024年8月分確報が公表された。
2024年7月の家電大型専門店販売額は3,891億円で、前年同月比3,6%の増加と6ヶ月連続のプラスになった。

商業動態統計 家電大型専門店販売額 2024年8月

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比2.4%の減少、オーディオ家電が同2.1%の増加となったため、AV家電全体では同1.3%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同1.9%の増加となり、情報家電周辺機器が同2.0%の増加となったため、情報家電全体では同1.9%の増加となった。
「通信家電」は同17.5%の増加と6ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同1.4%の増加と9ヶ月連続のプラスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同3.3%の減少、調理家電が同0.4%の減少となったものの、家事家電が同3.3%の増加、理美容家電が同11.3%の増加となり、生活家電全体では同0.7%の増加になった。
「その他」は、住宅設備家電が同21.9%の増加、その他が同13.5%の増加であり、その他全体は同15.1%の増加となった。調査店舗数は2,665店(前年同月より6店減少)。

デジタルカメラ売場
デジタルカメラや理美容家電は堅調だが

8月分の「商品構成比」は以下のとおり ( )は前月

AV家電11.3%(11.1%)
情報家電17.9%(15.6%)
通信家電8.3%(6.5%)
カメラ類2.7%(3.0%)
生活家電47.1%(52.5%)
その他12.7%(11.2%)

【参考情報(速報版より)】

ドラッグストア8月の販売額7,830億円(前年同月比7.4%増加)
ホームセンター8月の販売額2,984億円(前年同月比7.9%増加)
コンビニエンスストア8月の販売額1兆1,466億円(前年同月比0.7%増加)
百貨店 8月の販売額4,437億円(前年同月比3.4%増加)
スーパー8月の販売額1兆4,254億円(前年同月比5.0%増加)

出典元:経済産業省「商業動態統計」