2ヶ月ぶりにテレビ出荷台数プラスに

映像機器の出荷額は2ヶ月連続プラス

電子情報技術産業会(JEITA) は2024年7月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
7月度の民生用電子機器の国内出荷金額は943億円で、前年同月比106.4%と2ヶ月ぶりのプラスとなった。
部門別では映像機器が475億円で、同113.0%となり、2ヶ月連続のプラスになった。オーディオ関連機器は55億円(同103.3%)に、カーAVC機器は414億円(同100.0%)となった。

民生用電子機器 国内出荷金額動向 2024年7月

製品別の動向では、薄型テレビが37.3万台(前年同月比110.1%)で、2ヶ月ぶりのプラスになり、2ケタプラスとなった。
4K(対応)テレビは20.8万台(同103.8%)で薄型テレビに占める割合は55.9%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は302億円で、薄型テレビの出荷金額364億円に占める割合は83.1%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が10.7%、30~39型が19.5%、40~49型が27.5%、50型以上が42.3%となった。
有機ELテレビの出荷台数は4.6万台(同94.7%)、出荷金額は102億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は22.3万台(同107.6%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の59.9%に、出荷金額では薄型テレビの84.3%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,486.3万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.9万台(同125.8%)で、発売開始からの累計出荷台数は197.9万台となった。

テレビ需要は低迷状態が続いている

その他の主な製品の6月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは8.6万台(前年同月比93.9%)
●デジタルビデオカメラは0.6万台(同51.8%)
●システムオーディオは5.2万台(同77.3%)
●スピーカーシステムは4.1万台(同72.2%)
●ラジオ受信機は5.3万台(同107.9%)
●ステレオヘッドホンは30.1万台(同91.2%)

出典元:電子情報技術産業会