【商業動態統計】6月は前年比10.3%増と好調

季節家電がけん引、各商品ともプラスに

経済産業省の「商業動態統計」の2024年6月分確報が公表された。
2024年6月の家電大型専門店販売額は4,037億円で、前年同月比10.3%の増加と4ヶ月連続のプラスになった。

商業動態統計 家電大型専門店販売額の推移 2024年6月

商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比8.5%の増加、オーディオ家電が同10.0%の増加となったため、AV家電全体では同8.9%の増加となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同0.9%の増加となり、情報家電周辺機器が同0.1%の増加となったため、情報家電全体では同0.5%の増加となった。
「通信家電」は同22.8%の増加と4ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同14.0%の増加と7ヶ月連続のプラスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同18.8%の増加、調理家電が同6.9%の増加、家事家電が同3.9%の増加、理美容家電が同19.3%の増加となったことで、生活家電全体では同11.8%の増加になった。
「その他」は、住宅設備家電が同17.6%の増加、その他が同12.8%の増加であり、その他全体は同13.7%の増加となった。調査店舗数は2,668店(前年同月より4店減少)。
前年6月はエアコン等の季節家電がそれほど伸びず、販売で苦戦したのに対比するものであり、季節家電の好調さが大きな要因であるものの、久しぶりに区分された商品すべてで前年を上回ることで、全体で2ケタプラスと好調に推移した。

昨年から好調さ続く理美容家電

6月分の「商品構成比」は以下のとおり ( )は前月

AV家電11.0%(11.0%)
情報家電17.2%(19.2%)
通信家電7.1%(8.1%)
カメラ類2.9%(3.8%)
生活家電50.0%(45.0%)
その他11.7%(12.8%)

【参考情報(速報版より)】

ドラッグストア6月の販売額7,498億円(前年同月比7.5%増加)
ホームセンター6月の販売額2,888億円(前年同月比4.6%増加)
コンビニエンスストア6月の販売額1兆670億円(前年同月比1.6%増加)
百貨店6月の販売額5,495億円(前年同月比13.5%増加)
スーパー6月の販売額1兆3,179億円(前年同月比4.4%増加)