【商業動態統計】5月は前年比0.6%と横ばい
経済産業省の「商業動態統計」の2024年5月分確報が公表された。
2024年4月の家電大型専門店販売額は3,532億円で、前年同月比0.6%の増加と3ヶ月連続のプラスになった。
エアコンが一段落、生活家電伸び悩む
商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比4.3%の減少、オーディオ家電が同4.7%の増加となったため、AV家電全体では同1.8%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同4.8%の減少となり、情報家電周辺機器が同5.4%の減少となったため、情報家電全体では同5.1%の減少となった。
「通信家電」は同8.3%の増加と3ヶ月連続のプラスとなり、「カメラ類」は同19.1%の増加と6ヶ月連続のプラスとなった。
「生活家電」は、季節家電が同1.5%の減少、調理家電が同1.8%の減少、家事家電が同3.8%の減少、理美容家電が同8.1%の増加となったことで、生活家電全体では同1.3%の減少になった。
「その他」は、住宅設備家電が同6.3%の増加、その他が同11.1%の増加であり、その他全体は同10.2%の増加となった。調査店舗数は2,668店(前年同月より1店減少)。
3ヶ月連続のプラスにはなったが、単月ではほぼ横ばいといった状況で、4月までの好調を支えていた「生活家電」がプラスが続いている理美容家電以外が低迷し、エアコンの需要も期待したほど伸びなかった。「通信家電」は携帯電話が堅調に伸び、「カメラ類」や「その他」の好調さもキープしている。
5月分の「商品構成比」は以下のとおり ( )は前月
AV家電 | 11.0%(11.0%) |
情報家電 | 19.2%(21.4%) |
通信家電 | 8.1%(8.5%) |
カメラ類 | 3.8%(3.7%) |
生活家電 | 45.0%(42.5%) |
その他 | 12.8%(12.8%) |
【参考情報(速報版より)】
ドラッグストア | 5月の販売額7,308億円(前年同月比6.6%増加) |
ホームセンター | 5月の販売額3,074億円(前年同月比1.1%増加) |
コンビニエンスストア | 5月の販売額1兆773億円(前年同月比1.3%増加) |
百貨店 | 5月の販売額5,149億円(前年同月比13.7%増加) |
スーパー | 5月の販売額5,149億円(前年同月比13.7%増加) |
出典元:経済産業省「商業動態統計」