白物家電出荷額は2ヶ月連続プラス

日本電機工業会(JEMA)は2024年5月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
2024年5月度の国内出荷金額は2,146億円、前年同月比106.0%と2ヶ月連続のプラスとなった。

民生用電気機器国内出荷 金額動向 2024年5月

前月に続きエアコンが好調に推移

製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは949億円(同118.7%)と2ヶ月連続の2ケタ増加となった。。
冷蔵庫は262億円(同91.9%)と3ヶ月連続のマイナスになり、洗濯機は282億円(同93.1%)と11ヶ月連続のマイナスとなった。
JEMAによると全国的な暑さや夏の猛暑予想等により、ルームエアコンが前月に続き好調に推移したことにより、民生用電気機器全体で前年同月を上回ったとしている。

気温の低下でエアコン販売が好調

【2024年5月度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
98.6万台(前年同月比116.1%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
前月に引き続き全国的に気温が高かったことや、早期試運転推奨の影響もあり、5月単月の過去10年平均の87.9万台を大幅に上回った。
●冷蔵庫
22.3万台(同97.6%)で3ヶ月連続のマイナスとなった。
「401L以上」の大型タイプは8.6万台(同86.8%)となり、2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●洗濯機
30.0万台(同93.5%)で11ヶ月連続のマイナスとなった。
洗濯乾燥機のうち「ドラム式」は7.4万台(同106.3%)となり、3ヶ月ぶりのプラスとなった。
●掃除機
33.8万台(同98.0%)で4ヶ月ぶりのマイナスとなった。
「スティックタイプ」は21.6万台(同93.4%)となり、4ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●電子レンジ
22.1万台(同104.9%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
「オーブンレンジ」は15.1万台(同116.2%)となり、3ヶ月連続のプラスとなった。
●ジャー炊飯器
30.1万台(同93.4%)で2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
全体の約7割を占める「IH式」は21.1万台(同88.6%)となり、2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●IHクッキングヒーター
4.4万台(同94.4%)で14ヶ月連続のマイナスになった。
「2口以上ビルトイン型」は4.2万台(同92.7%)となり、14ヶ月連続のマイナスとなった。
●その他
4月の出荷台数で前年同月比プラスになったのは「電気アイロン」(117.2%)、「ヘアドライヤー」(107.8%)、電気カーペット(169.0%)、加湿器(249.8%)、除湿機(114.7%)、「電気温水器」(104.6%)だった。

出典元:日本電機工業会