大型白物家電は出荷額・台数ともマイナス

日本電機工業会(JEMA)は2024年3月度の民生用電気機器の国内出荷実績を発表した。
2024年3月度の国内出荷金額は2,468億円、前年同月比98.0%と3ヶ月連続のマイナスとなった。

民生用電気機器国内出荷 金額動向 2024年3月

大型白物家電はいずれも前年比マイナスに

製品別の国内出荷金額を見ると、エアコンは856億円(同97.1%)と2ヶ月連続のマイナスとなった。
冷蔵庫は384億円(同99.7%)と2ヶ月ぶりのマイナスになり、洗濯機は376億円(同91.9%)と9ヶ月連続のマイナスとなった。

【2024年3月度の主要製品の国内出荷台数】

●ルームエアコン
104.8万台(前年同月比96.8%)で7ヶ月ぶりのマイナスとなった。
前年同月は下回ったが、3月単月では過去3番目の高水準となった。
●冷蔵庫
34.8万台(同95.0%)で2ヶ月ぶりのマイナスとなった。
●洗濯機
43.9万台(同93.4%)で9ヶ月連続のマイナスとなった。
●掃除機
49.5万台(同114.0%)で2ヶ月連続のプラスとなった。
●電子レンジ
42.9万台(同95.1%)で8ヶ月連続のマイナスとなった。
●ジャー炊飯器
49.9万台(同95.5%)で6ヶ月連続のマイナスとなった。
●IHクッキングヒーター
5.3万台(同77.0%)で12ヶ月連続のマイナスになった。
●その他
3月の出荷台数で前年同月比プラスになったのは「ジャーポット」(102.3%)、「ヘアドライヤー」(103.1%)、電気温風機・電気ストーブ(245.2%)、電気カーペット(158.9%)、加湿器(164.9%)、除湿機(107.7%)、「扇風機」(139.3%)、「電気温水器」(110.8%)だった。

出典元:日本電機工業会