映像機器の出荷金額は7ヶ月連続のマイナス

電子情報技術産業会(JEITA) は2023年11月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
11月度の民生用電子機器の国内出荷金額は1,007億円で、前年同月比85.1%と9ヶ月連続のマイナスとなった。部門別では映像機器が510億円で、同88.2%と7ヶ月連続のマイナスになった一方、オーディオ関連機器は59億円(同101.2%)と4ヶ月連続のプラスと堅調さをキープした。カーAVC機器は438億円(同80.1%)となった。

民生用電子機器 国内出荷金額推移 2023年11月

テレビの出荷台数は再びマイナス幅大きくなる

製品別の動向では、薄型テレビが42.0万台(前年同月比95.4%)で、14ヶ月連続のマイナスになり、マイナス幅は前月より大きかった。
4K(対応)テレビは23.8万台(同90.1%)で薄型テレビに占める割合は56.5%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は344億円で、薄型テレビの出荷金額414億円に占める割合は83.2%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が9.2%、30~39型が18.9%、40~49型が26.8%、50型以上が45.2%となった。
有機ELテレビの出荷台数は5.2万台(同81.0%)、出荷金額は118億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は26.2万台(同94.5%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の62.4%に、出荷金額では85.5%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,317.4万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.7万台(同66.8%)で、発売開始からの累計出荷台数は180.0万台となった。

大画面クラスの構成比は高いが伸び悩む


その他の主な製品の11月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは11.1万台(前年同月比89.3%)
●デジタルビデオカメラは0.9万台(同49.5%)
●システムオーディオは7.4万台(同104.8%)
●スピーカーシステムは5.0万台(同89.5%)
●ラジオ受信機は6.3万台(同109.2%)
●ステレオヘッドホンは36.9万台(同89.0%)

出典元:電子情報技術産業会