映像機器の出荷金額は前年比19.3%マイナス
電子情報技術産業会(JEITA) は2023年9月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
9月度の民生用電子機器の国内出荷金額は901億円で、前年同月比85.7%と7ヶ月連続のマイナスとなった。部門別では映像機器が391億円で、同80.7%と5ヶ月連続のマイナス。オーディオ関連機器は75億円(同139.5%)と2ヶ月連続のプラス、カーAVC機器は435億円(同84.8%)となった。
復調の兆し見えないテレビの出荷台数
製品別の動向では、薄型テレビが32.7万台(前年同月比86.9%)で、ついに12ヶ月連続のマイナスと復調の兆しが見えてこない。4K(対応)テレビは18.5万台(同82.2%)で薄型テレビに占める割合は56.5%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は254億円で、薄型テレビの出荷金額305億円に占める割合は83.2%となった。サイズ別の構成比は29型以下が10.2%、30~39型が20.7%、40~49型が26.8%、50型以上が42.2%となった。
有機ELテレビの出荷台数は4.0万台(同90.1%)、出荷金額は88億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は19.0万台(同83.3%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の58.3%に、出荷金額では82.2%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,271.3万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.6万台(同71.0%)で、発売開始からの累計出荷台数は176.9万台となった。
レコーダーやビデオカメラなども低調
その他の主な製品の9月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは9.0万台(前年同月比84.4%)
●デジタルビデオカメラは1.3万台(同47.5%)
●システムオーディオは6.9万台(同92.9%)
●スピーカーシステムは4.3万台(同79.6%)
●ラジオ受信機は5.8万台(同83.3%)
●ステレオヘッドホンは40.2万台(同103.2%)
出典元:電子情報技術産業会