映像機器の出荷金額は前年比18.7%の減少

電子情報技術産業会(JEITA) は2023年8月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
8月度の民生用電子機器の国内出荷金額は805億円で、前年同月比85.8%と6ヶ月連続のマイナスとなった。部門別では映像機器が382億円で、同81.3%と4ヶ月連続のマイナス。オーディオ関連機器は63億円(同130.7%)と7ヶ月ぶりのプラス、カーAVC機器は361億円(同85.6%)となった。

民生用電子機器 国内出荷金額動向 2023年8月

テレビの出荷台数は11ヶ月連続前年割れ

製品別の動向では、薄型テレビが31.6万台(前年同月比89.5%)で、11ヶ月連続のマイナスとなった。
4K(対応)テレビは19.5万台(同91.0%)で薄型テレビに占める割合は61.6%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は264億円で、薄型テレビの出荷金額307億円に占める割合は86.0%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が9.4%、30~39型が19.9%、40~49型が28.4%、50型以上が42.3%となった。
有機ELテレビの出荷台数は4.3万台(同72.0%)、出荷金額は94億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は19.5万台(同87.9%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の61.5%に、出荷金額では84.4%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,252.2万台となった。
新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.4万台(同69.9%)で、発売開始からの累計出荷台数は175.2万台となった。

テレビの出荷台数は低迷続く

製品単価上昇も出荷台数は低調

その他の主な製品の8月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは8.4万台(前年同月比79.9%)
●デジタルビデオカメラは0.9万台(同97.0%)
●システムオーディオは5.8万台(同96.9%)
●スピーカーシステムは3.9万台(同80.2%)
●ラジオ受信機は5.8万台(同89.8%)
●ステレオヘッドホンは38.9万台(同101.5%)

出典元:電子情報技術産業会