【商業動態統計】23年5月は4.7%の減少
家電量販店販売額は3ヶ月連続マイナス
経済産業省の「商業動態統計」の2023年5月分が公表された。
2023年5月の家電大型専門店販売額は3,506億円で、前年同月比4.7%の減少と3ヶ月連続のマイナスになった。
主要家電分野が軒並み低迷
商品別に見ると、「AV家電」はビジュアル家電が前年同月比14.0%の減少、オーディオ家電が同9.5%の減少となったため、AV家電全体では同12.8%の減少となった。
「情報家電」は、情報家電本体が同3.2%の増加となったが、情報家電周辺機器が同4.4%の減少となったため、情報家電全体では同0.5%の減少となった。
「通信家電」は同2.3%の減少と3ヶ月連続のマイナスとなり、「カメラ類」は同20.3%の増加となった。
「生活家電」は、季節家電が同11.0%の減少、調理家電が同7.4%の減少、家事家電が同6.0%の減少、理美容家電が同7.5%の増加となったため、生活家電全体では同7.2%の減少となった。
「その他」は、住宅設備家電が同3.3%の減少、その他が同0.1%の増加であり、その他全体は同0.5%の減少となった。調査店舗数は2,669店(前年同月より6店増加)。
5月分の「商品構成比」は以下のとおり。( )は前月
AV家電 | 11.3%(11.9%) |
情報家電 | 20.4%(23.7%) |
通信家電 | 7.4%(7.6%) |
情報家電 | 3.2%( 3.1%) |
生活家電 | 46.0%(41.5%) |
その他 | 11.7%(12.2%) |
【参考情報(速報版より)】
ドラッグストア | 5月の販売額6,649億円(前年同月比9.0%増加) |
ホームセンター | 5月の販売額3,040億円(前年同月比2.0%減少) |
コンビニエンスストア | 5月の販売額1兆633億円(前年同月比5.5%増加) |
百貨店 | 5月の販売額4,528億円(前年同月比5.3%増加) |
スーパー | 5月の販売額1兆2,909億円(前年同月比3.2%増加) |