映像機器の出荷金額は前年比12.2%減少
電子情報技術産業会(JEITA) は2023年5月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
5月度の民生用電子機器の国内出荷金額は776億円で、前年同月比89.8%と3ヶ月連続のマイナスとなった。部門別では映像機器が390億円で、同87.8%となり2ヶ月ぶりのマイナスになり、オーディオ関連機器は47億円(同72.5%)、カーAVC機器は339億円(同95.2%)となった。
製品別の動向では、薄型テレビが31.1万台(前年同月比90.4%)で、8ヶ月連続のマイナスとなった。
4K(対応)テレビは16.7万台(同92.0%)で薄型テレビに占める割合は53.8%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は257億円で、薄型テレビの出荷金額309億円に占める割合は82.9%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が11.9%、30~39型が21.3%、40~49型が26.4%、50型以上が40.4%となった。
有機ELテレビの出荷台数は3.9万台(同88.3%)、出荷金額は89億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は17.7万台(同90.9%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の56.9%に、出荷金額では83.1%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,185.6万台となった。
その他の主な製品の5月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは9.3万台(前年同月比76.3%)
●デジタルビデオカメラは0.8万台(同44.3%)
●システムオーディオは6.5万台(同85.1%)
●スピーカーシステムは5.1万台(同73.6%)
●ラジオ受信機は5.9万台(同79.7%)
●ステレオヘッドホンは34.7万台(同105.7%)
出典元:電子情報技術産業会