映像機器の出荷台数は3ヶ月連続マイナスに
電子情報技術産業会(JEITA) は2023年2月度の民生用電子機器の出荷実績を発表した。
2月度の民生用電子機器の国内出荷金額は1,017億円で、前年同月比103.4%と3ヶ月ぶりのプラスとなった。部門別では映像機器が366億円で、同86.7%となり3ヶ月連続のマイナスになった。オーディオ関連機器は47億円(同80.0%)、カーAVC機器は604億円(同120.0%)となった。
製品別の動向では、薄型テレビが34.6万台(前年同月比85.7%)で、5ヶ月連続のマイナスとなった。
4K(対応)テレビは16.8万台(同80.6%)で薄型テレビに占める割合は48.6%となった。4K(対応)テレビの出荷金額は233億円で、薄型テレビの出荷金額296億円に占める割合は78.7%となった。
サイズ別の構成比は29型以下が11.6%、30~39型が26.1%、40~49型が28.3%、50型以上が34.0%となった。
有機ELテレビの出荷台数は3.7万台(同85.2%)、出荷金額は83億円となった。
新4K8K衛星放送対応テレビの出荷台数は17.5万台(同79.0%)で、出荷台数は薄型テレビ全体の50.6%に、出荷金額では79.5%となった。発売開始からの累計出荷台数は1,129.2万台となった。
また、新4K8K衛星放送対応レコーダーの出荷台数は1.7万台(同80.2%)で、発売開始からの累計出荷台数は167.4万台となった。
その他の主な製品の2月度出荷台数は以下のとおり。
●BDレコーダー/プレーヤーは8.9万台(前年同月比76.2%)
●デジタルビデオカメラは1.4万台(同99.5%)
●システムオーディオは6.4万台(同86.0%)
●スピーカーシステムは4.4万台(同63.1%)
●ラジオ受信機は4.8万台(同79.2%)
●ステレオヘッドホンは31.5万台(同76.9%)